本書は大量のフランス語文献を運用して、カトリックの極東への伝播過程における宗教団体内部・カトリック国家間・ローマ教皇庁と利害関係にある者との間にある錯綜した複雑な矛盾や葛藤を詳述し、「典礼論争」がフランスで起こった経緯・伝入・発展・闘争の経過を分析、中国における典礼論争研究の不足を補っている。またルイ14世下のフランスの視点を用いて、カトリックの極東布教とフランスの海外拡張路線との間の相互関係を考察し、フランス各方面の典礼論争の名を借りた権力闘争の内幕を深く掘り下げ、中国典礼論争がフランスで巻き起こした背景にある文明の衝突を客観的に評価する。
Publisher: 上海远东出版社
Series Title: 宗教与当代国际关系论丛
Number of Pages: 530 pages
Language: 简体中文
ISBN-10: 7547614310
ISBN: 9787547614310
谢子卿，上海财经大学上海国际组织与全球治理研究院助理研究员，上海高校智库复旦大学宗教与中国国家安全研究中心兼职研究员。曾在复旦大学政治学博士后流动站从事研究工作。先后毕业于上海音乐学院和上海师范大学，分别获得文学学士、哲学硕士和哲学博士学位。主要研究方向有中国天主教史、近代中西文化交流史、宗教与近现代国际关系、地缘政治与大国兴衰、国际组织与全球治理等。在海内外发表文章十余篇。主持国家社科基金青年项目一项。
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